※日本電機工業会・太陽光発電協会(JPEA) 太陽光発電システム保守点検ガイドラインより
~FIT法の改正~
住宅用太陽光発電のメンテナンスに関して、改正FIT法の施行によって、
導入してから1年経過後に初めておこない、その後は最低でも4年に1回の点検が義務化されました。
また「運用・管理」の項目も含まれており、太陽光発電施設の維持管理も義務化されました。つまり、発電量を維持するためには定期的なメンテナンスが不可欠です。
※法令に違反すると、改善命令や認定取り消しなどの制裁を課される可能性があるとされていますので、法令の遵守も守るようにしましょう。
スネイルトレイル(Snail Trail/Snail Track)とは、太陽光パネル表面に発生した小さなクラック(ひび)を原因とした化学反応および不具合のことです。
太陽光パネルは、複数の太陽電池と接続線、パネルを支えるバックカバーと強化ガラスによる受光面などで構成されています。
主な原因は、微小なクラックと太陽光パネル設置後の温度や湿度の変化、通電や衝撃による負荷などです。
不具合の一種ですが、発生後すぐに大幅な発電量低下や故障などにつながりにくい現象でもあります。
そのため、多くの太陽光パネルメーカーでは保証対象外となっています。
しかし、発電量が少しずつ低下していく事例もあることから、放置できない問題です.。
※こちらは実際に弊社で保守メンテナンス作業した際に発見した写真です。